スピード社の水着着用容認
アイ・アム・スウィマーと書いた英国スピード社の水着「レーザー・レーサー(LR)」着用で、北島康介選手が世界新の記録を出した。これを受けて、日本水泳連盟も、昨夜、国内3社の他に、英国スピード社のLR水着の着用を容認した。
LRの特徴は、姿勢を保持するための極端な締め付けをすること、水の抵抗を減らすため、進行方向への身体の体積を減らすこと、の2点だ。
欠点は、着用には3人がかりで、20分以上かかること、背中にチャックがあるので、一人で着るのは困難であること、の2点だ。
従って、レース前後に、身体のしびれが出たり、ゴール後、背中のチャックが弾けたり、の、トラブルもあったそうだ。
国際水泳連盟は、水着に「浮力をつけてはいけない」と言う、ルールを定めているが、浮力の数値的定義がないことと、同連盟の役員は、英国勢力が強いことから、英国製のLRが脚光を浴びたのでは、とも言われている。
お金を懸けた用具の効用で記録をあげることと、筋肉増強剤等の薬物服用によるドーピングとは、本質的にどこが違うのかな。スポーツは、公正・公平な環境で、個を競うものと思うのは、青臭いのでしょうか。
故木原美智子さんが「水着を付けず、身体の産毛まで剃って泳ぐと、タイムが上がる」と、言っていた、身体的加工は、この位が限度では。
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