海苔の思い出

無陀仏  

2011年01月27日 16:00


味付けの 韓国海苔をいただいた。 日本にも 短冊型の 味付け海苔はあるが 一部を除き 厚ぼったくて 食べづらい。

韓国海苔は 薄く仕上げられ 所々に 小さな穴があき 塩とゴマ油で 炒められている。 韓国海苔の 味付けは 日本人には 評価が分かれるところだ。

薄くて食べやすいのと 食べた後 口に残る ゴマ油の 感触が良いので 私は 韓国海苔を 好む。

昭和25年(1950年)4月ころから 日本海側の 寿都町に 住んだことがある。 今ころは 港の岩に生える 天然の岩海苔を採り 厚めの板海苔を作り 身内や知人に 贈ったものだ。

来年は もっと 上手に 自分用を作ろうと 話し合ったが 翌26年3月には 寿都町を去ることになり 自宅用の 板海苔造りは 幻に終わった。  

最近 寿都町では 天然の岩海苔を 原料とし 醤油・砂糖・水飴で味付けし 「寿のり佃煮」として 売り出しているが 贔屓目なのか これは旨い。 また ホッケの魚醤 「寿都のだし風」も 旨い。

少し南の 江差町では 「たば風」 と言われる風と 同方向から 同時期に吹く 寿都の はま風に さらされ 鼻水を流しながら 近所の人たちと 岩海苔を 収穫したものだ。 寿都町は よそ者にも 優しい町だった。 

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