トリスのハイボール・バー

無陀仏  

2011年08月10日 16:00


一昔前の宴席は ”取り敢えずビールで” と言うことで始まったが 最近は ”取り敢えずハイボールで” と言うのが 若者の飲み会らしい。 

若者の ビール離れが始まったのは つい この間のようだ。 そこに サントリーが 3年ほど前から 角ハイボール作戦を 展開し これが バカ受けしたと言うことのようだ。

そのサントリーが 地下歩行空間で 今月下旬までの期間限定だが トリスハイボール・バーを設(しつら)え 平日は 17時から 土・日は12時から 開店をしている。 トリスバーの世代には 懐かしい雰囲気だ。

サントリーの前身は 赤玉ポートワインを販売した 鳥井信治郎だ。 私の小さい頃の昭和の初期には 赤玉ポートワインが 本物で上等のワインだと思っていた位 高価で人気があった。

ポートワインは ポルトガルの ポート港から輸出されている物を指していたため ポルトガルからの苦情で 昭和48年(1973年)からは 赤玉スイートワインと名称を変更している。

社名は 鳥井商店から トリスに改称され 現在のサントリーに落ち着いた。 いずれの 社名も 創業者の ”トリイ”と言う言葉が 使われている。 トリス時代のキャラクターである トリス叔父さんも とぼけた味で人気があった。

最近の 酒造メーカーの競争は激しい。 8月8日に発表された 6月連結中間決算では 売り上げと 経常利益では キリンHD・サントリーHD・アサヒグループHD・サッポロHD順だが 純利益額では サントリーHDが一位で 以下 売り上げの順になっている。

サントリーHDは ご案内の通り 株式を公開していない株式会社だ。 創業者一族の資産を管理する 寿不動産が 同HD社の株式の 約90%を保有している。
 

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