ポピー
夏目漱石が最初に書いた小説の題名「虞美人草(ぐびじんそう)」は、
ポピーの中国名だ。
例年は、秋に播種をし、翌年6月頃に花を愛でるのだが、今年は、6月に種を撒いたら、今頃、咲いてくれた。
珍しく、ピンクの八重咲きも、顔を見せて呉れたので記録した。中国の山岳部には、青い葉のポピーもあるようだ。
ホセ・ラカジェ作詞・作曲の、アマポーラは、スペイン語で、ポピーを指し、恋人になぞらえ、麻薬を賛美した歌、とかと、聞いたことがある。
日本では、「ひなげし」・「こくりこ」等と言われている。
ああ 皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君も雛罌粟(こくりこ) 与謝野晶子
陽に 倦みて 雛罌粟(ひなげし) いよよ くれないに 木下 夕雨
関連記事