ポピー

無陀仏  

2007年08月07日 14:25

夏目漱石が最初に書いた小説の題名「虞美人草(ぐびじんそう)」は、ポピーの中国名だ。

例年は、秋に播種をし、翌年6月頃に花を愛でるのだが、今年は、6月に種を撒いたら、今頃、咲いてくれた。

珍しく、ピンクの八重咲きも、顔を見せて呉れたので記録した。中国の山岳部には、青い葉のポピーもあるようだ。

ホセ・ラカジェ作詞・作曲の、アマポーラは、スペイン語で、ポピーを指し、恋人になぞらえ、麻薬を賛美した歌、とかと、聞いたことがある。

日本では、「ひなげし」・「こくりこ」等と言われている。

ああ 皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君も雛罌粟(こくりこ)  与謝野晶子

陽に 倦みて 雛罌粟(ひなげし) いよよ くれないに     木下 夕雨

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