二院制と党議拘束と

無陀仏  

2007年08月08日 13:53


昨日、参議院議長になられた江田五月さん、副議長になられた山東昭子さん、ともに、就任おめでとう。

江田さんは、就任後の記者会見で「公平中立に院を運営する」と言い「互いの意見が相互に影響しあっていい結論に辿りつくのが民主主義の基本」と結んでいる。

青臭い意見で恐縮だが、国民の利害調整を審議する衆議院に対し、外交や統治を審議する参議院を対置したのが、二院制である。と、私は思っている。

だから、参議院は、外交や統治問題を審議する場合は、所属議員を、党議拘束で縛ることをしないと言う、原則を慣習化して欲しいと、思っている。参議員の衆議院化を、採り続けて来た政権与党は、是非、この際、二院制の意味を、真剣に考察されたい。

民主党も、哲学を持たず、政局のためだけに、参議院運営を続けるならば、国民の支持を失い、政権獲得は、イソップ寓話のすっぱい葡萄のようになりますよ。

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