長崎 原爆の日

無陀仏  

2007年08月09日 15:00

62年前の今日、傾斜地の長崎にプルトニュウム型の原子爆弾ファット・マンが投下された。平地の広島にウラン型のリトル・ボーイが落とされて3日後のことだ。当初の目的地だった、中島川に架かる常盤橋から、3km逸れた場所(松山町171番地付近)でさく裂したため、被害が小さかったことが不幸中の幸いだった。

ファット・マンは、リトル・ボーイの1.5倍破壊力がある。戦術的に、平地と傾斜地では、被ばく効果にどのような相違があるかを確かめるため、2回目は、長崎が爆撃の対象となったと、言われている。

つまりは、今後も、原子爆弾を使用するための実験であったとも言える。3発目は、幸いに、まだ、使用されていないが、ベトナムでは、ナパーム弾や枯れ葉剤などの、非人道的兵器が使われ、アフガンやイラクでは、劣化ウラン弾を使っている。

二昔前に訪れた長崎平和公園、平和の泉の噴水に架かる薄い虹が、3発目の原爆を、必ず、阻止してくれと、訴えているように思えた。長崎の原爆で、お亡くなりになった方々の、ご冥福を祈ります。

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