2007年05月31日
牡 丹

世俗をよそに、我が家の牡丹の花が、九分咲きとなった。紀香のマリアベールと、比べ物にならない程、短い花びらなのが、残念だ。
牡丹にかかる短歌や俳句はたくさんある。が、好きな句は次の通り。
短 歌 牡丹花は 咲きさだまりて 静かなり 花の占めたる 位置のたしかさ
木下 利文(白樺派の歌人)
俳 句 ちりて後 おもかげに立つ ぼたん哉
与謝 蕪村(牡丹の句を多く残している俳人)
Posted by 無陀仏 at 15:00│Comments(1)
│日記 エッセイ
この記事へのコメント
おきな草様
牡丹の花は風の色
と感じます。
薄絹を幾重にもまとった乙女を、
初夏の清らかな風が洗っている
(「灑」(そそぐ)と書きたいところですが)
そんな感じです。志操があれば漢詩でもしたためたいところですが・・・
唐代の人々が愛でたのも納得です。
冬野
牡丹の花は風の色
と感じます。
薄絹を幾重にもまとった乙女を、
初夏の清らかな風が洗っている
(「灑」(そそぐ)と書きたいところですが)
そんな感じです。志操があれば漢詩でもしたためたいところですが・・・
唐代の人々が愛でたのも納得です。
冬野
Posted by 冬野由記 at 2007年05月31日 16:31