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日記・一般  |札幌市東区

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2007年12月14日

 義士祭酔伝

 義士祭酔伝むかし わらべ三人ありけり わらべ、梓弓ま弓つき弓年を経て ともに八十路半ば過ぎの翁となりたれば 連れ立ちてひと夜 義士祭をなせり 宴にて「四十七士とかけて、歯のない人と解く」心は「すべて義歯(義士)」・「赤穂城とかけて、かかあ天下と解く」心は「天守閣(亭主挌)がない」など、戯言を肴とし終わりぬ。

雪明りなれどほの暗き戌の刻過ぎの帰路 翁A 思案気に路の傍らに佇む 翁B 推量して「伝家(殿下)の宝刀 抜くべからず」と諫む 翁C「殿中(電柱)でござる、抜刀すべからず」と 梶川頼照(与惣兵衛)に倣い 押し止めたり

翁A 湯気を背にし「と~ても 我慢が 出来なか~ったよ~」と唄い 呵々大笑し 翁B・Cと、連れ合わせたり

「濡れ落ち葉 飲み会だけは 燃え落ち葉」なる翁三人 恥じらうべきことどもを為せるも 頓着なく おのが家路にこそ戻りけれ(珍説伊勢物語風)



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Posted by 無陀仏   at 15:00│Comments(0)日記 エッセイ
 
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