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日記・一般  |札幌市東区

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2008年01月14日

 年齢の異称

今日は、成人の日。新成人の皆さん、おめでとうございます。今日からは、屹度、「弱冠(じゃっかん)」と、呼ばれることもあると思います。でも、「弱冠二十歳」は、言葉が重複するので、用いないほうが無難。

それは、中国の古典「礼記(らいき)・曲礼上」に、人生まれて十年を幼と言う 学ぶ、異称=幼学。二十を弱と言う 冠(かんむり=元服)す、異称=弱冠。三十を壮と言う 室(しつ=部屋を貰い妻を娶る)あり、異称=壮室。四十を強と言う 仕(つか)う、強仕。とあるからです。……五十年以下は、続きに。

また、「論語・為政編」に、我十有五にして 学に志す、異称=志学。三十にして 立つ、異称=而立(じりつ)。四十にして 惑わず、異称=不惑。とも、言っています。……五十年以下は、続きに。

日本では、20歳を 二十歳(はたち)。六十歳を還暦などと、呼びます。また、厄年として、男は、25歳・42歳・61歳を、女は、19歳・33歳・37さいを、それぞれ、厄年としている。なお、厄年は、数え年で判定する。

また、厄年の前後を、前厄・後厄とし、3年間は慎重な生活をする。さらに、七・五・三のお参りも、一種の、厄除けの祭事と言うことになる。





礼記……五十を艾(がい=よもぎ)と言う 官政に服す、異称=艾服。六十を耆(き=年をとる)と言う 指使す(ゆびさす=部下を指揮する職に就く)、異称=耆指。七十を老と言う 伝う(職を譲って引退する)。八十九十を耄(もう)と言う、異称=老伝。七年を悼(とう=憐れむ)と言い、悼と耄とは、罪ありといえども刑を加えず。百年を期(き=寿命の最高)と言い 顎(やしな)う、異称=期顎。

論語……五十にして 天命を知る、異称=知命。六十にして耳に順(したが)う、異称=耳順(じじゅん)。七十にして心の欲するところに従えど矩(のり)を超えず、異称=従心。です。 

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Posted by 無陀仏   at 16:00│Comments(0)日記 エッセイ
 
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