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2008年05月14日

 名横綱二人5月14日に引退


今日、5月14日は、大相撲にとって、横綱大鵬と横綱千代の富士とが引退した、因縁の日だ。

横綱大鵬(相撲博物館々長)は、昭和46年(1971年)5月場所の5日目に、小結故貴の花(貴乃花親方の父)に敗れ、5月14日に引退。

横綱千代の富士(九重親方)は、平成3年(1991年)5月場所の初日に、貴花田(貴乃花親方)に負け、三日目に貴闘力(大嶽親方・相撲博物館々長の娘婿))に不覚を取り、5月14日に引退。

両元横綱は、共に、今は、貴乃花部屋に承継された、旧双子山部屋の、男時を誇る力士に、女時を知らされ、潔く引退している。日本人は、出所進退の時期を誤らない人を好む。


**** 男時・女時 ++++

男時・女時は、世阿弥が書いた「風姿花伝」(引用文献 岩波文庫 33-001-1)の第七「別紙口傳」に出てくる言葉だ。

風姿花伝(「風姿花傳」或いは「風姿華傳」または「花伝書」と言う)は、第一から第七まである。うち、第一「年来稽古條々」から第五「奥義讃歓伝」は、一括して相伝され、第六「花修」と第七「別紙口傳」とは、、それぞれ、別個に、相伝されたとする説が、有力である。

第七「別紙口傳」は、世阿弥56歳の、応永25年(1418年)6月1日に、書かれたものである。風姿花伝は、能の技術書ではなく、能を演じる際の精神書である。

世阿弥は、72歳で佐渡流罪となり、赦免直後の80歳で亡くなっている。「命には終りあり 能には果てあるべからず」の言葉は深い。芭蕉が「不易流行」と言ったことと、同じ精神だ。

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Posted by 無陀仏   at 16:00│Comments(4)日記 エッセイ
この記事へのコメント
男時・女時
このタイトルを見て
渡辺淳一さんの小説のことかと思いました ^^

男時は運が向いているとき、
女時は運が離れているとき。

う~ん なんか納得しがたいですが ま、いいかっ ^^;
Posted by ターン at 2008年05月17日 12:29
ターン 様
          おきな草 から

確かに、本質的な男女の平等からは、納得できませんよね。

女時だけを、文中でリンクを張ったことで、お許し願えれば幸いです。

渡辺順一の小説の題名は、「男時・女時 風のように」だったような気がしていましたが、もし、同じであれば、表題を変えなければいけませんね。

調べてみます。
Posted by おきな草 at 2008年05月17日 16:21
ターン 様
         おきな草 から

まず、渡辺淳一を渡辺順一と誤記したことを、お詫びして訂正いたします。

小説の主題と似つかわしい賢明なので、変更しました。

ご教示を頂戴しありがとうございました。これからも、宜しく、ご指導ください。
Posted by おきな草 at 2008年05月17日 18:09
あ~~びっくり
エントリーした記事が消えた?と思いましたよ~~(笑)

タイトルは変えなくても良かったのでは?と思います
たまたま同じ題名だっただけで
言葉そのものは古くからあるのだそうですから
Posted by ターン at 2008年05月17日 20:59
 
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 名横綱二人5月14日に引退
    コメント(4)