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日記・一般  |札幌市東区

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2008年08月03日

 越中米騒動

 越中米騒動収入が 伸びないのに 資源や食品の 価格が高騰し スタグフレーションのような 経済情勢になって来た。 それでも 我が家の 百日草は 夜来の雨を受けて 不平も言わず 花を 見せて呉れ「年々済々 花相似たり」と 長閑だ。 

90年前(大正7年=1918年)の今日 富山県魚津市(旧中新川郡西水橋町)の 漁師の「おかか」たちが 米を 安く売れと 叫び 集団で 米屋に 詰め寄った 所謂 「越中米騒動」が 起こった。

騒動の性格は 女性の「哀願行為」と 言われているが 行動を起こした「おかか」は 陸中仕(おかなかし:おかなかせ)と 言われる 荷役の女性労働者であった。 だから 経済的 格差が 起こした「政治運動」との 見直し意見が 昨今 強くなって来た。

京都のほか 各地に 飛び火した 騒動のため 同年9月29日に 寺内正毅内閣は 総辞職を 余儀なくされた。 米価格の上昇の 原因は 実需ではなく 地元有力者が 高値で 外国に 売り渡したため と言われ 現在の 原油先物取引(投機) の様相に 似ている。

福田さんは 改造内閣の方針を 国民の目線で 生活の安心・安全を 実現すると 言っている。 これから 半年経っても 公約に 現実が 近ずかなかったら 「おかか」ばかりでなく 「おとう」も 蟹工船を読んだ 「若いもん」も 皆 怒って 「おかか」と 一緒に「平成物価騒動」を 起こし兼ねませんよ。 人は 身体も心も「済々年々 人同じからず」ですからね。


福田さん好みの 中国古典を 送ります。

白文 「所重、民食喪祭。寛則得衆。信則民任焉。敏則有功。公則説」(論語 堯曰)

訳文 「政治で重要なところは、人民の生活だ。特に、食・葬・祭が大切だ。そのため、為政者の態度として大事なことの一つ、それは寛大であることだ。寛大であれば民心を掌握できる。次いで真実であること。それも為政者が取るべき態度だ。さらに、言行が一致して偽るところがなければ、人民は安心してその人に政治を任せる。加えて、敏速に事を処理する。これも為政者の心得の一つだ。事にあたって怠らず、処理が敏速であれば、その成績は上がる。最後に、公平を保つ。これは政治の要諦の一つだ。公平な立場に立つならば、人民は安心し、それを喜ぶものだ。」と 意訳。


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Posted by 無陀仏   at 16:00│Comments(0)日記 エッセイ
 
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