2008年11月19日
国籍法の改正
自民党国籍法改正プロジェクトチームの 河野太郎座長のブログに 11月17日だけで 国籍法改正案に対し 1547件の コメントがあり 今日現在 閉鎖されている。 所謂 炎上だ。
国籍法改正案は 11月4日に 閣議決定され 同月12日には 自・民の両党が 同法案を含む4法案を 11月30日までに成立させる方向で 一致していた。
現行の国籍法では 未婚の日本人男性と 外国人女性との間に 生まれた子供が 出生前に認知されなかった場合 日本国籍を取得するためには 「出生後の認知」の他に「父母の婚姻」が その要件となっている。
この改正法案は 今年6月の 最高裁判所の 憲法第14条に抵触する との 違憲判決を受けて 政府が提出した法案であり 河野座長が中傷される 理由はないのだが。
改正法案の内容は 国籍法第2条・第3条を「出生後の認知のみで 国籍が取得できる」「偽装認知の場合 一年以下の懲役 または 20万円以下の罰金」に 改めようとするものだ。 つまり 「父母の婚姻」を削除し 「偽装認知の場合の罰則強化」を追加する ことが骨子だ。
所が 最近 この法案に 「出生後の認知には 嘘がまかり通る また 罰則が緩い」と言う 反対が 起きて来たのだ。 閣議決定されたにも関わらず 自民党の衆議院議員の有志32名が 11月14日に 衆議院法務委員長に 慎重審議を 申し入れしたことが 今回の 一連の事案の始まりだ。 つまりは 自民党衆議院議員32名は 麻生の言うことは 聞けねぇ~ と言うことだ。
これからの日本は 単純労働力の不足が顕著になる。 勢い 外国人を受け入れなければ 日本国はなりたたない。 さすれば 近視眼的・民族主義的・排他的な論争は 早く終わらせたいものですね。
なお 世界人権宣言 も どうぞ 覘いて見て 下さい。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
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