おきな草

ラジオから聞こえた「帝国陸海軍は　本日未明　西太平洋において　米・英両国と　戦闘状態に入れり」と言う　開戦のアナウンスが　流れた６７年前。　所謂　統帥権が　独り歩きを始めた日だ。

この　萌芽は　昭和１３年（１９３８年）３月３日　「国家総動員法」の説明員であった　佐藤賢了中佐が　質問議員を「黙れ」と　恫喝したことから　国会が萎縮し　軍部の力が強くなった　所謂「黙れ事件」とも　言える。

昭和１６年９月６日の　御前会議の前日　昭和天皇が「この戦争に　絶対勝てるのか」　と　杉山参謀長に訪ねたが「絶対に勝つとは申し上げられない」　と　答えている。　また　１１月６日にも　再度　同様の下問に対し　永野海軍・東条陸軍大臣も　あやふやな返事しかしていない。

にも　拘わらず　１２月８日　「開戦の詔書」が　発布され　一億総玉砕と言う　スローガンの下　勝算のない　戦争に突入した。　

今朝の札幌は　雲量６程度の晴天。　戦後　平和を実感し　笑顔で過ごせるのは　戦争で亡くなった　１７４万人余の軍人達と　４０万人余の民間人達の　お蔭だと　感謝し　今日一日は　この方々の　ご冥福を　祈る日にも　しましょうね。

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