2009年03月08日
暖簾(のれん)雑考

某百貨店で開催されている 江戸下町賑展をみた。 冬中使った暖簾は 紺色なので 暖色のものを買った。 花見で一杯をと 瓢箪の図柄を 選んだ。
暖簾は もともと 日除けや 禅寺の 隙間風を 防ぐための ものだった。 それが 江戸時代には 商家の屋号を 染め抜き 老舗の信用の印に変化した。
会計学では 企業買収の際 被買収企業の純資産を 越える金額を 支払った場合 その超える金額を 買収企業の 営業権(グッドウイル)として 資産に計上する。
人材派遣業者(正しくは 労働者派遣業者)の「グッドウイル」が 法律違反をして 物議を醸した。 自身は勿論 業界の信用をも 失墜した この企業は 日本流に言えば「暖簾師(のれんし)」だったのだ。
今の 人材派遣業者は 30%程度の手数料を 徴収するそうだ。 この金額の中に 社会保険料など セーフティネットの金額が 含まれるよう 労働者派遣法を 改正しなければ 蟹工船の 時代に 逆戻りしませんか。
なお 暖簾師とは 広辞苑(第六版)によると「ごまかし物を 売りつける ずるい商人」と ある。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(2)
│日記 エッセイ
この記事へのコメント
おきな草様
派遣も、実態としては下請け、孫請けが入る場合があります。
そういう場合は、30%どころか・・・・。
お金が入るのも、派遣先から契約派遣会社に翌月、そこから下請けに翌月、さらに孫請けに翌月・・・派遣労働者の手元には数カ月遅れということもあります。
間に入っている企業は、実際のところ商権をつかんでいるだけで、何もしませんから、まさしく「暖簾師」ですね。
冬野
派遣も、実態としては下請け、孫請けが入る場合があります。
そういう場合は、30%どころか・・・・。
お金が入るのも、派遣先から契約派遣会社に翌月、そこから下請けに翌月、さらに孫請けに翌月・・・派遣労働者の手元には数カ月遅れということもあります。
間に入っている企業は、実際のところ商権をつかんでいるだけで、何もしませんから、まさしく「暖簾師」ですね。
冬野
Posted by 冬野由記 at 2009年03月08日 17:13
冬野 由記 様
おきな草 から
間もなく 派遣社員ばかりではなく 正社員も 整理の対象に なりそうですね。
こうなると アメリカのように 国外で大量の破壊をする 所謂 戦争を 公共事業 としなければ 日本も 立ち行かなく なるのでは。
おきな草 から
間もなく 派遣社員ばかりではなく 正社員も 整理の対象に なりそうですね。
こうなると アメリカのように 国外で大量の破壊をする 所謂 戦争を 公共事業 としなければ 日本も 立ち行かなく なるのでは。
Posted by おきな草 at 2009年03月09日 15:05