2009年03月23日
エレガント・ドール

作者名を 確認したが 不明だったそうだ。 人形の大きさと 見た感じからは 本名に戻った 辻村寿三郎(旧辻村ジュサブロー)の 額装人形の 「月食」に似ているように思えた。
作風としては 「王女メディアの世界」や「十二星座」の 制作手法ににも 似ていた。 彼の 作品の原点は 被爆直前の 広島市の小学校の校庭だ。 夾竹桃の花が咲き 柳もあった校庭で 親のない子「みっちゃん」と その兄との 交遊が 出発点のようだ。 だから 別に 作成している 風呂敷きの絵柄も 柳を 多用いている。
現物を 直接 見に行きたいが 小説「瞼の母」に倣い 寿三郎の 創作人形であれ と思いながら 瞼を閉じて 彼の 独特な衣装構成と 妖しいまでに情が残る人形の 雰囲気を 瞼の裏に 思い浮かべる だけにしよう。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
│日記 エッセイ