おきな草

今日は「こんにゃくの日」だとか。　全く知らなかったが　平成元年に　日本こんにゃく協会が　設定した記念日だと言う。　原産地が　インドシナ半島の　この芋は　そのゴツゴツした形から　現地では　象の足と　異称で　呼ばれている。

こんにゃく芋の　えぐみである　シュウ酸やフェノール誘導体を除くため　灰汁を混ぜて加工した食品が　こんにゃくであること　までは知っていた。　が　思いのほか　身体に良い効果があるようだ。　今は　灰汁の代わりに　消石灰（水酸化カルシュウム）や炭酸ソーダ（炭酸ナトリウム）を　使用している。　

こんにゃく特有の歯触りを保つ　グルコマンナンは　繊維質を多く含み　糖尿病などには　良いそうだ。　また　心を静める　カルシウムが　含まれ　カロリーも少なく　立派な健康食品だ。　さらに　お肌の潤いを保つ　セラミドも含まれ　美容食としても評価が　高いと　言われている。

ただ　製品になるまで　３年程度の栽培期間が必要なことと　大層　デリケートな作物であることから　生産量は　次第に　減少している。　因みに　平成１６年度の　こんにゃく芋の　全国生産量は　７０，７５３ｔ　内群馬県は　６３，３００ｔだ。　輸入は　中国と台湾を中心とし　タイ等も合わせ　２，５１６ｔだ。

こんにゃくは　平安時代から　貴族が食べていたと言われ　高級食材であったようだ。　こんにゃくに関する　川柳・俳句・短歌に　次のようなものがある。

川柳　「こんにゃく屋　桶で地団太　踏んでいる」（こんにゃくの製造過程で　昔は　足で踏んで混ぜていた）　俳句　「蒟蒻の　さしみも少し　梅の花（芭蕉）」　短歌　「旅をきて　かすかに心の澄むものは　一樹のかげの　蒟蒻ぐさのたま（斎藤茂吉）」　　　　

こんにゃく芋５００ｇから　板こんにゃく　５～６枚を　作ることができる。　こんにゃくの　家庭での作り方は　 http://www.ajiwai.com/otoko/make/konn.htmに書いてある。　

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