おきな草

大通り西３丁目付近。　基部が　桜島大根のように膨れた　青銅作りの街路灯が建てられていた。　赤信号の間に　良く見ると　大根部分に　中々面白い模様が　鋳造されていた。

シンメトリックで　西洋の　古い彫刻を思い出させるような　模様は　唐草模様に慣れている　私たちの目には　新鮮なパターンに見える。

建てられてから　日が浅いのか　ＮＯｘや　ＣＯｘの　ような　酸性物質には　まだ　腐食されていないようだった。

気をつけて散歩すれば　普段隠れている　ミクロの　美しい　非日常を　発見することができる。　写真の　下手な私だが　いつも心掛けている　撮影態度は　アルファーベットの　ＡからＦまでの　６文字だ。　オートフォーカス（ＡＦ）と呼んでいる。

オートフォーカスの　Ａは　物理的・心理的アングル（角度・視点）と　ＡＥ（自動露光＝オート・エクスポージャー）　Ｂはブライト　Ｃは　コンポジション（構図）と　コントラスト　Ｄは　ディスタンス（距離）　Ｅは　エクスポージャー（露出）　Ｆは　フォーカス（焦点・ピント）だ。

そして　このうち４つを　ＦＡＣＥ（フェース）と名付けて　念仏のように　フェースと　言いながら　撮影している。　人物の場合は　本当の意味の　フェースは　大事だ。　特に　目に焦点を合わす　ＩＦ（アイ・フォーカス）に　心掛けている。

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