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日記・一般  |札幌市東区

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2009年12月08日

 中国古典の教え


旧拓銀頭取等に対する 商法の特別背任事件は 最高裁で有罪との 判断がされた。 本当の戦犯は ほかにいる とも 噂されているが 時効と言う壁で 裁かれなかった と 巷では 囁かれている。

判決を受けた3人は 70歳以上だ。 高齢者については 刑の執行が 免除されることがあるとかで 内 2人は 収監されないようだ と 今日8日の朝刊に 載っていた。

中国に 礼記(らいき)と言う古典がある。 その一節の 曲礼(きょくらい)に 年齢区分と 社会的責任とが 書かれている。

即ち 人 生まれて十年を 幼(よう)と言い 学ぶ(師匠について学問をする) 二十を 若(じゃく)と言い 冠す(元服の儀式をする) 三十を 壮と言い 室あり(大家族主義の家で 独立の部屋を持つ つまり 結婚する)

四十を 強(きょう)と言い 仕(つか)う(本格的な官職に就く) 五十を 艾(がい=白髪頭)と言い 官制(重要な官職)に服す 六十を 耆(き)と言い 指示す(部下を指揮する) 七十を 老と言い 伝う(地位を譲って引退する)

八十・九十を 耄(もう)と言う。 七年を 悼(とう)と言い 悼と耄とは 罪ありといえども 刑を加えず。 百年を 期(き)と言い 頤(やしな)う。(家族が扶養する)と ある。

昔の中国でも 八十・九十の年寄りは 罪を犯しても 刑は免除 されていたようだ。 日本の刑法は 手続きを 欧州に倣ったが 実体は 東洋に従っているようだ。 旧拓銀事案で 判決が確定した方であっても 収監されないのは 礼記の曲礼を 参考にしているのかも。

我々 年寄りが 礼記で 目を見張るのは 百歳になるまでは 自立した 生活を営め と 言っていることだ。


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Posted by 無陀仏   at 16:00│Comments(2)日記 エッセイ
この記事へのコメント
おきな草様

 「百歳になるまでは 自立した 生活を営め」はすごいですね。
 あわせて感心するのは
 「60まではしっかり現場で働き、60になったら指揮しなさい(つまり権限を持ってよろしい)」と読めるところです。40,50は修行中。さらに、10年権限を行使したら引退して後進に道を譲れ、と。
 これもすばらしいですね。

冬野
Posted by 冬野由記 at 2009年12月09日 00:09
冬野由記 様
        おきな草 から

後継者が育たないと 居座っている トップが 殆どです。

でも それは 自分が残りたくて 後継者を 育てていないからだと 言われています。

そんな 陰口を叩かれないように 後継者を 育てたいものですね。
Posted by おきな草 at 2009年12月09日 16:08
 
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    コメント(2)