2010年09月09日
今日は菊の節句
江戸幕府は 公的な行事や 祝い事の日として 五つの節句を定め これを 五節句と称した。 曰く 1月7日 人日(じんじつ:七草の節句) 3月3日 上巳(じょうし:桃の節句) 5月5日 端午(たんご:菖蒲の節句) 7月7日 七夕(しちせき:笹の節句) 9月9日 重陽(菊の節句)だ。
明治政府は 明治6年に 江戸幕府が定めた この公的な行事を 廃止し 以後 民間にだけ 引き継がれ 今日に至っている。 五節句のうち 重陽の節句は あまり 知られていない。
重陽の節句は 「遅かったかぁ~」という意味で 歌舞伎で使われる 「遅かりし 由良の介」と類義語の 「六日の菖蒲(あやめ)十日の菊」または「十菊六菖(じゅっきくろくしょう)」と言う 諺として使われているくらいだ。
我が家の 息子たちと 孫たちとは 五節句に それぞれ 結婚式を挙げている。 上巳の節句は2組 端午の節句は1組 重陽の節句は1組だ。 前にも 書いたが 上巳・端午・七夕の 各節句の曜日は 同一年では 必ず 同じ曜日になる。
私たちが 結婚したのは 霜月の下旬だったが 挙式後しばらく経って 偶然に 「いい夫婦」 の日に決められた。 覚えやすくなり ありがたいことだと 感謝している。
私たちは もう 苔が生える歳になったが まだ 元気だ。 子や 孫が 承諾すれば 三代の夫婦が揃って 橋の渡り初めが 出来るようになった。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
│日記 エッセイ