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日記・一般  |札幌市東区

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2010年10月25日

 菊芋


 菊芋土・日農夫の息子が 借り農地付近の藪に 自生していた 菊芋の根を 前回は 2kg程 今回は 5kg程 白いビニール袋に入れて 持って来てくれた。 菊芋の根は 生姜の根に 似ている。

前回は 塩漬けにして 食べたが 歯ごたえがよく ご飯によく合った。 名前の通り キク科の植物で 今 流行りの ヤーコンと 同科だが ヤーコンよりは 歯触りは良い。

菊芋は 写真のような 花をつけ 「アメリカいも」 「ぶたいも」 とも呼ばれ 幕末ころに 北米から 帰化した植物だ。 昭和の初めに 食料不足解消のため 北海道を中心に アメリカから 移され繁殖した 「ウチダザリガニ」と ともに 戦中は よく食卓に 上った。

生菊芋の 根の成分は 殆どが 食物繊維で でんぷん類はない。 また 12%から30%含まれている 多糖類の一種の イヌリンは 消化されると 体内で オリゴ糖に変化する。 オリゴ糖は 果糖にしかならないから 血糖値をあげず 糖尿病予防にも 効果がある。 だから 菊芋は 天然の インスリン とも呼ばれ いま 再評価されている。

また オリゴ糖は 善玉菌である ビフィズス菌や 乳酸菌の 餌にもなり 整腸や 美肌に 効果があり 健康の増進にも 役立っているようだ。

昭和の初めに 帰化した ウチダザリガニは 「ニホンザリガニ」や その他の 生態系を 脅かすとして 今や 駆除の対象となっている。 片や 江戸末期から 帰化した菊芋は 食用または 民間薬用食物 として 今も 重宝がられている。 不思議ですね。 

アメリカは プラグマティズムの 社会だから 原産地が 同じ北米から 帰化した動・植物でも 有用性が無くなった ウチダザリガニだけが 日本で 排除されても 異議は言えないですね。


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Posted by 無陀仏   at 16:00│Comments(0)日記 エッセイ
 
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