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日記・一般  |札幌市東区

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2010年12月24日

 門松


 門松毎年 12月の 正月事始めの日に 門松を立てる 百貨店がある。 正月事始めに遅れること 10日余りに 通ってみると やはり 門松が 優しく 微笑みながら お客を招いていた。

門松は 松飾りとも言う。 由来は 神道で 元旦に降りてくる その年の 歳神(としかみ)様を 迎える目印として 立てられたものだ と言われている。 歳神様は 歳徳(としとく)神とも 言われる。 高島暦を見ても 歳徳神様の 固有名詞は 判らない。 ただ 歳徳神は その年の恵方(あきのかた:えほう)から 来るといわれている。

関西では 節分に 恵方に向き 無言で 太巻寿司を食べる と 良いことがあると言う 習慣がある。 この太巻寿司を 恵方巻き(えほうまき)と言い 今は 全国的にも 広まっているのは ご案内の通りだ。 

昔話を なんじゃ と言われるが 戦前の門松の地位は とても高かった。 私の小学校時代 一月一日には 学校に行き 「一月一日の歌」「年の初めの例(ためし)とて 終りなき世のめでたさを 松竹立てて 門(かど)ごとに 祝う今日こそ楽しけれ」 と 寒くて 泣きべそをかきながらでも 唄わせられた。

今の門松は 本当の意味で 松飾りに変わった。 つまり 飾りとして 商業的な意味合いに 使われることが多くなったからだ。 我が家では 12月の28日に しめ飾りを 玄関先に 吊り下げている。 29日は 二重苦に繋がり 31日は 一夜飾りとなると言うので 飾らない。 勿論 30日でも 良い。

今夜は イブ 明日は クリスマス。 唯一神教の キリスト教の お祭りに浮かれた人が 正月には 八百万の神を戴く 多神教の神道でのお祝いをする。 心の広い お国柄の 日本に生まれて 良かった。

心が広いと言えば ノルウエーでは クリスマスを ユーレ(冬至祭)と呼び サンタクロースを ユーレニッセと言うそうだ。 また ユーレの脇役は トナカイではなく 豚だとか。 さらに ニッセとは ノルウエーの 納屋にいると言われる 伝説上の小人を言うようだ。 丁度 日本の 遠野物語に登場する 座敷わらし のように 役に立つ わらす のようだ。

良い クリスマス・イブを 過ごされますように。


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Posted by 無陀仏   at 16:00│Comments(0)日記 エッセイ
 
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