2011年02月05日
一円玉

軽量・耐熱性のほかに 低コストと言うことで 今は 炭素繊維の 全盛の時代とも言える。 数日前の 業界新聞に 神戸製鋼所(コベルコ)が 炭素繊維より 低コストの 「発泡アルミニユーム材料」と言う 加工し易く 剛性が強く 耐熱性があり 高引張性もある 0・15mm厚の アルミ材の開発に成功した と伝えていた。
今後 この 発泡アルミニューム材料の 需要は増加するものと 推測される。 とすると 原料となる アルミニュームの 需要も当然に 増えると思われる。 アルミニュームの原料となる ボーキサイトは 東経135度線上の 日本の友人と言われる オーストラリアが 世界の35.5%のシエアーを占めている。 中国は14%(いずれも平成18年度)だ。 この分野での シエアー争いが また 激しくなる。
中国は レアアースの 主要生産国だ。 アルミニュームの産出も そこそこだ。 アルミの精錬には 電力が必要で 今の 中国の電力事情では 精錬は大変だ。 昨年終了した 上海万博でも アルミニュームが不足し 調達するのに 大層苦労したと言われる。 中国の発展状況を 考えると 今後も アルミニュームの需要は 増加する。
日本の硬貨では 一円玉が アルミニューム製だ。 一円玉一個を造る原価は 三円と言われる程 経済的に非効率な貨幣だ。 噴飯ものの噂だが 中国は 日本のアルミ貨幣に目を付け これを 大量に 自国に 送っているというのだ。
一個1グラムの標準となっている 一円玉は 最近 出回りが少なくなったとの 話も聞く。 噂が 本当だとは 信じたくないが 流通が少なくなると 或いはと 思わなくもない。 国際的な 外交(謀略)は 生活の身近なところでも 熾烈な 動きをしている と言うことだけは 知ってほしい。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
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