おきな草

ここ　二・三日は　３月初旬並みの　気温となった札幌市。　大通り公園の　樹の下で　ドバトと思われる鳩が　何かを　さっせと　啄ばんでいた。　あるいは　ボスからの砂金かも。

鳩は　集団行動を取る動物なので　どこで見ても　数羽以上で群れている。　平和の象徴と言われているが　実は　闘争心が強い鳥だそうだ。　実社会では　一定場所にしか　糞をしないので　糞害も　発生し　正直　嫌われている。

さて　新聞で　民主党内で　比例で当選した　新人衆議院議員等　１６人が　新会派設立と言うことで　民主党・無所属クラブを　離脱する動きを見せた。　派の親分と思われる人は　鳩山前総理に　「私は　預かり　知らぬ」　と　言っているそうだ。　俄かには信じがたく　国民が　憤慨するほど　白々しく聞こえる。
　
徒党を組んで　餌を　運んでくれる　親分のために　盾になると言う　集団性は　鳩の性質に　似ている。　また　糞害も　まき散らしかねない。　風にだけ載って当選した　比例一年生が主だから　煽てられて　こんな行動によって　また　神風を起こしたいのだ。　でも　柳の下に　ドジョウは　二匹　居ないのに。　　

この派閥は　民主党の主流は　おれたちだと　主張しているが　実際は　親分に煽（あお）られての　自己延命策と　巷間　笑い種になっている。　党内・外からも　厳しい目でも　見られている。　　

社民党の　福島党首の場合も　状況が似ている。　自分の選挙事情から　民主党と戦うしかないのだ。　党内の多数は　民主党との　連携を望んでいるのに　これを　強引にはねつけなければ　次の選挙が　と思っているのでしょう。

民主党の　比例一年生議員も　福島党首も　ともに　方向は　表向き　明日を目指している。　けれど　その明日の目標が　次回選挙の時に　どれだけ自分を　有利に売るか　だけを考えた　私的なものように見える。　

でも　あなた方は　選良（今は死語か？）なのですから　自分の明日より　明日の　国民のため　今　何をなすべきかを　良く　考えて頂けませんか。　それでも　なお　自分たちの　言動が正しいと言うならば　もう　何も申し上げることは　ありません。

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