おきな草

去年５月に結婚した男孫が　配偶者とともに　来札した。　家庭を持ったせいか　気配りが　細やかになり　可なり　大人になったように見えた。

今日２７日午前中　息子の家で　三家族がそろい　お茶会をした。　孫夫婦が　来札直前に　隅田川を　船で下った時に　携帯電話のデジタルカメラで　船から写した　東京スカイツリーの　写真を　孫の配偶者から貰った。

世界一と言われていた　中国の広州塔の６００ｍは越えたが　６３４メートルには　高さが　まだ届いていない　時の写真だった。　見た目には　完成と言っても　判らないが　正直に　到達直前だと　話してくれた　彼女の　素直さは　嬉しかった。

お土産には　京都の　老松と言う　お菓子屋の　御所車　と言う　和菓子を戴いた。　丹波産の大納言を　氷砂糖で炊きこみ　はくぜんこう　と書いてある白い粉を　雪に見立てて塗したうえ作った　型押しの菓子だ。

はくぜんこう　は　はくせんこう　の　間違いではないかと思う。　はくせんこう　は　落雁に用いられ　粉にして　お菓子にも　使われることがある。

御所車は　きんつば　を　小さくしたような　形の餡の味は　甘いが　しっとりして　くどくなく　所謂　上品な　味わいのある　和菓子だった。　

老松と言う店は　有職菓子御調進所（ゆうそくかしごちょうしんしょ）とかで　由緒がある老舗と　聞いている。　珍しい物を　わざわざ　持参してきてくれて　ありがとう。

余談だが　篇が　耳の有職　と　篇が言の有識　では　意味が違うようだ。　
　

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