2011年03月29日
箸と箸袋と
色が違う 厚手の用紙を 2枚重ねて 手折りにし 袋に仕上げたものだ。 それだけなら 普通の ペーパークラフトなのだが 心をこめて創った 小さな模様を 一つひとつ 箸袋に 丁寧に貼り付け アートクラフトのような 作りだった。
戴いた箸は 二膳なので 私たちの 六十数回を数える 今年の結婚記念日の 夕食の時の 食卓にでも 飾り箸として 使わせてもらおうと 思っている。
「夫婦生活とは 長い会話である」 と 永六輔は言う。 家庭で 会話が弾むのは 三度の食事の時だ。 会話を弾ませる 小道具として 見栄えの良い箸は 大きな 役割を果たす。
年老いた 今の私共の 夫婦関係は 糟糠の妻が 厳しく躾ける 祖母で 私が 祖母の 言うことを聞かない やんちゃな 孫の ようなものだ。 赤塚不二夫の 漫画の吹き出し ではないが 「これで いいのだ」。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
│日記 エッセイ