おきな草

端唄（はうた）の名手だった　藤本二三吉姐さんが唄う　「梅は咲いたか」の　一番の歌詞は　「梅は咲いたか　桜はまだかいな～……」で始まる。　

そして　２番の歌詞の「梅にしようか　桜にしよかいな　色も緑の松ヶ枝に　梅と桜を　咲かせたい　しょんがいな～」と　続く。　

二三吉姐さんを知らない年代の方も　祇園小唄　を唄った人と言えば　判るでしょう。　ユーチューブで　二三吉姐さんの　梅は咲いたか　や　祇園小唄を　聞くことが出来る。

さて　北海道の　梅と　桜は　二三吉姐さんの唄う　「梅は咲いたか」の２番の歌詞の通り　梅吉君と桜ちゃんとが　手を繋いで一緒にやって来る。　今年は　桜の開花が早く　梅は　今　咲き始めた。

いつもの散歩道にあった梅の木は　南向きのせいか　もう　満開だった。　枝ぶりは　整っていないが　力強く群がって咲いている花は　眺めても気持ちが良い。

この家の梅の木は　実を付けない品種なのか　梅の実を採るところを見たことが無い。　花木を手入れしていた　ご主人らしい人は　ここ　二。三年　お見かけしていない。　まさか　「主なしとて　春な忘れそ」　になったのではないのかと　心配している。

ところで　札幌の梅の名所である　平岡公園の梅は　５月８日に　白梅の開花宣言が出されたものの　この所の気温では　今月中旬が　見ごろではないかと　言われている。

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