おきな草

昨日　暫らくぶりに　道庁赤れんが庁舎前の池を見に行った。　相変わらず　東洋人らしき観光客が　赤レンガ庁舎を背景にして　連れの人を写していた。

構内にある池を見回したが　何時も泳いでいる水鳥は見当たらず　水面(みなも)は水脈(みお)が一つもない滑らかな止水（しすい)だった。　水面に浮かぶ花は　多分温帯性睡蓮(すいれん)と思うが　朝から咲いていた。

と言うのは　睡蓮の別名は　羊草(ひつじくさ)と言うからだ。　羊草は　昔の羊の時刻　つまり　１４時ころ花が咲くことから　付けられた和名なのだ。

私も以前　温帯性睡蓮を　自宅の庭の池で咲かせたことがある。　やはり　朝１０時ころから咲いたので　今は　品種改良か　環境順応がなされて　羊の時刻でなくても　咲くようになったのでしょう。

この花を見ると　水温(みずぬる)む夏が　北海道にも　本当に　やって来たことを実感し　ほっとする。

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