2011年07月23日
保護司の広報活動
法務大臣が任命する 非常勤の国家公務員に 保護司 と言う役職がある。 無給だが職務遂行に必要な旅費は支給される。 つまり 実質的には ボランティアだ。直接的には 保護司法の規制を受け 更生保護法に基づき 刑期を終えた人達の 更生の援助と 犯罪予防の世論を醸成するのが任務だ。
任期は２年だが 再任は構わないので 徐々に高齢化している。 そこで 平成１６年からは ７６歳以上の保護司は再任しない方針に切り替えたところ 今は 人材が不足しているそうだ。
保護司の選任基準の一つに 地域において信望があり 時間に余裕のある人となっているため 所謂 地域の名士と言われる人が 選ばれる割合が多い。
更生援助は 本来 保護観察官が行うのだが 実際の業務は 保護司が ほとんどの部分を行うので 保護司の負担は 重く 厳しいのが現状だ。
今日の１０時半頃の ＪＲ札幌地下街で 朱色のジャンパーに着替えて 札幌保護司会傘下の保護司が 保護司法 第一条に基づき 広報活動を 行っていた。
曰く 「社会を明るくする運動」 と銘打ち 保護司の存在と 保護司法の趣旨とを 歩行者に 集団で訴えていた。 地味で報われない仕事をされておられる 方々の御多幸祈って 手渡しされた テイッシュの記載文字を熟読した。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
│日記 エッセイ
