2011年08月19日
エスカレーターの注意・禁止標識

標識は エスカレーターの 中間あたりの場所に 手すりに平行に 張られているので 否応なしに 目に入る。
細長い標識の 中央部分にはは 「常に 手すりに つかまる」 と書いてあった。
高々 10数mのエスカレーターなのに これほど 注意事項や 禁止事項があるのには 驚いた。
また 最近は エスカレーターを 階段代わりに 上り下りしては いけない旨の 表示が書かれ アナウンスも されている。 理由は 人が移動すれば エスカレーターに 過負荷がかかり 運転がとまる可能性があるからと 聞いている。
だから 私は 一人で エスカレーターに乗る時は 踏み板の左右真ん中に 二人で乗る時は 同じ踏み板の左・右に 二人が それぞれ 乗って エスカレーターが 円滑に動くように注意していた。 これが 私の常識だった。
つい最近 家内と 市内の某百貨店の エスカレーターの 同じ踏み板に 二人並んで 乗っていた時 後ろから 中年の男から 「どいて 下さい」 と 声をかけられた。 つまり 右側を空けるのが 常識なのだから 間違えているお前は 俺を早く通せ と言う ことだった。
そんな決まりは ありませんよ と 咽喉まで出かかったが 左側に寄り 「急いで転ばないように」 と 皮肉を浴びせたが 無言で そそくさと 駆け上がっていった。
エスカレーターのマナーは いつの間にか 大阪では左側を 東京では右側を それぞれ 空けるような 風潮が出始めたと す~っと以前から聞いていた。
最近は この風潮を反省して 北海道の公共の建物内では アナウンスか 表示かで エスカレーターを 階段のように上り下りはしないようにと言うのが 定着し始めているのに。
常識と言う言葉を 広辞苑でひいて見た。 曰く「普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識。 専門的でない一般知識とともに、理解力・判断力・思慮分別等を含む」 とあった。
世阿弥が書いた 風姿花伝に 「稽古は強かれ 情識は なかれとなれ」 と言う言葉がある。 この場合の 情識は 強情とか 頑固 と言う意味だ。 私は 情識があり 常識外れ なのかも。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
│日記 エッセイ