2011年10月05日
政治資金収支報告書
明日6日から 民主党に所属する 小沢衆議院議員の 政治資金規正法い基づく収支報告書虚偽記載事件の 公判が始まる。
ここ 二・三日 小沢さんは 検察批判とも受け取られかねない発言をされている。 まぁ いいでしょう。
最初の頃 彼は 他の議員より 私は 正直に記載した。 むしろ 正直に記載しない議員を 調べるべきだ と 道交法違反者が 言う 繰り言 と同様な意見を述べていた。
彼が言いたいのは 政治資金で 不動産を購入することは 多くの議員がしていることで どうして 私だけを標的にするのか と言う 赤信号 皆で渡れば 怖くない の 論理だった。
確かに 政治資金で 過去に 不動産を購入した議員は 私が知っているだけでも 20人程はいる。
例えば 自民党の派閥の領袖で 北海道某選挙区から当選した議員は 資金管理団体で不動産を購入し それを 格安で譲渡を受け 私宅の用地にしている。
また みんなの党の ある要職にある議員は 自分のことはさて置き 小沢さんを 攻撃している。 脛に傷持つ議員さん達は 誰も 小沢さんを 攻撃していないのに。
政治資金で 不動産を購入することは 平成19年8月6日以後は禁止されている。 即ち 土地・建物の所有権 建物の所有を目的とする地上権 土地の賃借権 を取得し または保有することを原則禁止する旨の 改正が行われた。 当然である。
今の 政治資金規正法では 個人の政治家が管理する 資金管理団体について 代表者の定めはあるが その代表者の管理責任については 規定が見当たらない。 これは不思議。
そこで 今度改正する時には 代表者の管理責任を明確にする旨と 代表者が変わった場合 残余財産を引き継ぐ 新代表者には 相続税(贈与税)の適用がある旨とを それぞれ 明記すべきだ。
小沢さんの 元秘書であった三人について 担当裁判官は 「被告の説明は 不合理であり 信用するに 値しない」 と言いきっている。
また 虚偽記載の裁判では 異例とも思える 水谷建設からの 金品の授受については 「水谷建設は 自己に不利なことを 敢えて言っているが 被告を 陥れる理由はなく 十分に信用できる」 とも言っている。
密室で 1対1で行われる 賄賂などの受け渡しは 物証主義を貫けば 貰った側が 完全否定をすれば すべて無罪となる。 従って 裁判官の 良心に基づく 心証主義を 用いなければ 公正さが保たれない。
故人となった 元総理大臣が 日本歯科医師会から 受け取った1億円の小切手を 贈った側が ワイシャツの 胸ポケットに入れたと 証言しているのに 公正であるべき検察が 「記憶に無い」 と言う弁明で 及び腰となり むにゃむにゃ なった事案を 思い出す。 今もって 釈然としない。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
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