2012年01月07日
薺爪(なずなづめ)

薺爪とは 人日の節句に 七種粥の汁や 薺の洗い汁に 手の爪を浸し 柔らかくなってから爪を切る行事だ。 この言葉に あまり馴染みのない方でも 七種爪 七日爪 と言う言葉は ご存じと思う。
人日の節句に 爪を切ると 風邪の予防になり 一年の魔よけになると言う あまり納得しがたい 理由によって 受け継がれている。
戦前には 父親から厳しく言われ 渋々 爪を切り 結果を見せたものだ。 見せると 何がしかの お小遣いが貰えた。
今は こんな行事をしている家庭は無い。 去年 大病を患った私は 験を担いで 薺爪の行事の 真似ごとをして見た。
七種粥を用意しなければ 薺爪の行事は出来ないので 今朝は 当然に 七種粥を美味しく戴いた。
年寄りになると 気が弱くなり 何かと 験を担ぐように なるものですね。
Posted by 無陀仏 at 16:00│Comments(0)
│日記 エッセイ