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日記・一般  |札幌市東区

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2007年10月01日

 今日は法の日

哲学のない鳩山法相が口走ったことで、死刑存置論および廃止論に、また、火が付けられた。

廃止論者は、社会契約を認める立場からは、契約当事者の一方である国が、もう一方の当事者である民の、生命までをも奪う権利は持たない。また、終身刑や無期刑より、死刑が、より犯罪の抑止効果があると証明されない限り、死刑は存置すべきではない。

存置論者は、終身刑や無期刑が、死刑と同等の犯罪抑止効果を持つと証明されない限り、存置すべきである。ともに、キーワードは「抑止効果の証明」だ。今後の、統計を待ちたい。

死刑の、「一般予防説」は、犯罪を予定する者を威嚇し、犯行を、思いとどまらせることを目的とする。また「特別予防説」は、矯正不能な犯罪者を、社会から排除することを目的とする。

最近の矯正行政は、無期刑に対する仮釈放の時期を、遅くする傾向にあることは、統計上窺われる。

矯正統計年報では、平成14年1月現在で、無期刑の最長在所年数は、52年1ヶ月となっている。殆んど、終身刑に近づいている。

今日は、人間の生命の尊厳とは何かを、静かに、思索する時間を、是非、持ちましょう。

 


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Posted by 無陀仏   at 14:41│Comments(0)文化・芸能・学術
 
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