2007年07月24日
立ち話

「所で、阿倍政権の経済財政改革の基本方針2007(通称骨太の方針2007)を読んだかい」「うん、労働生産性を1.5倍にすると書いてあるね」
「あれは、生産性の伸び率を1.5倍にすると言うことじゃないかな」「どう、違うの」「労働生産性とは、付加価値を就業労働人口で除したものだよ。これは、社保庁が収納率を上げるため、実際に行って顰蹙をかった方法、詰まり、生産性はそのままでも、労働者を30%リストラし、分母を少なくすれば。労働生産性は、確実に50%近く増えるよ」
「おいおい、それはないよ」「だから、現在の生産性の伸び率(1.6%)を50%増加させる、と読むべきでは、ないかと思う」「また、工賃を倍増するとも書いてあるよ」「日本の工賃は国際的に低いのは事実だ。が、国際的な賃金水準で太刀打ちできる企業に従事する労働者は、10%程度だ。そうなると、残りの企業は、工賃増加に見合う人減らしをするか、中国に仕事を持っていくしかない」「そうすると、人減らしが、また、始まると言うことかな」
「その通りと思う」「じゃぁ~、規制緩和を盛り込んだ骨太の方針2007って、リストラの再開かい」「ウ~ン、難しいが、どうも、選挙向けに作られた、一夜漬けの作文のように思えてならないね」
「7月29日は、柵(しがらみ)を振り払い、信じる、人と党とに、投票することだね」「そうだね、棄権しようと思ったが、必ず、投票するよ」
Posted by 無陀仏 at 14:18│Comments(0)
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